【設定公開】トラリピにユーロ/英ポンドが登場!圧倒的利益率の最強通貨ペアです!

トラリピ

こんにちは。 FX自動売買で資産運用中のシンです。

2020年秋に、トラリピに最強通貨ペアと銘打って豪ドル/NZドル(オージーキウイ)が登場したことは記憶に新しいですが、2021年5月、最強通貨ペア第2弾としてついにユーロ/英ポンドが登場します!

わたしはユーロ/英ポンドをトライオートFXで運用中なのですが、ユーロ/英ポンドの利益率は他の通貨ペアを圧倒していて、最強通貨ペアの名に恥じない活躍ぶりです。

この記事では、ユーロ/英ポンドのどこが良いのか、設定と実際に運用した結果などを紹介します。

マネースクエア

トラリピとは?

トラリピは、FX界隈では戦略のひとつとして一般的な用語になっていますが、マネースクエアが特許を取得しているFX自動売買の仕組みです。

例えば米ドル/円のペアで、相場が100円の時に新規買い→101円に上がったら決済売り→100円に下がったら再び新規買い→・・・のように繰り返す売買を自動でおこないます。これを、あらかじめ決めておいた相場の範囲(例えば1ドル100円~110円)に敷き詰めたのがトラリピです。

リピートイフダンを100円、100.5円、101円・・・と敷き詰めたのがトラリピ(トラップリピートイフダン)

為替相場は7割がレンジ相場(一定の価格範囲で上下を繰り返す相場)といわれています。つまり、安くなるタイミングと高くなるタイミングが何度も来ます。「安く買って高く売る」を自動で何度も繰り返してくれるので、一度設定すればあとは待っているだけで利益が増えていくわけですね。

ユーロ/英ポンドとは?

ユーロ/英ポンドは、その名の通りEUの共通通貨「ユーロ」と、イギリスの通貨「ポンド」の通貨ペアです。イギリスはEUを離脱(ブレグジット)しましたが、同じヨーロッパ同士の通貨であるユーロと英ポンドは似た動きになりやすく、似た動きをする通貨同士のペアである「ユーロ/英ポンド」はレンジ相場になりやすい特徴があります。

過去のチャートを見ると、おおよそ0.6~1英ポンドの範囲でレンジになっています。また、ブレグジット(2016年6月)以降に注目すると、約0.82~0.96英ポンドの狭いレンジの動きになっています。

トラリピは同じ範囲を行ったり来たりすればするほど利益になる仕組みなので、ユーロ/英ポンドはトラリピと非常に相性がいいことがわかりますね。

また、英ポンドはFXの取引量こそ多いですが、通貨として使用している国はイギリスのみで流通量が少ないので、価格変動が大きくどちらかというと投機的な取引がおこなわれています。そのため、リスクオフの局面では英ポンドは売られる傾向にあります。

つまり、○○ショックのようなショック相場ではユーロ/英ポンドは上昇します。対円の通貨ペア(米ドル/円やユーロ/円)はショック相場では下落するので、他のペアと逆の動きになるのもユーロ/英ポンドの特徴です。

豪ドル/NZドルとの違いは?

ユーロ/英ポンドと同じく、トラリピ最強通貨ペアと言われている豪ドル/NZドル(オージーキウイ)がすでにトラリピで始まっています。

豪ドル/NZドルも、2015年以降は狭いレンジで推移しておりトラリピ向きの通貨ペアです。今回追加されるユーロ/英ポンドは、豪ドル/NZドルよりもさらにトラリピ向きだと思います。

その理由は、なんといっても1回のリピートで入る利益の大きさにあります。

例えば豪ドル/NZドルの場合、取引単位を1000通貨、利益幅を10pips(1NZドル)とすると、1回のリピートで獲得できる利益は77円です(1NZドル=77円のとき)。

対してユーロ/英ポンドは、2021年4月現在1英ポンド=150円ですので、同じ利益幅10pipsでも獲得利益は150円になり、豪ドル/NZドルの約2倍の利益となります。

英ポンドの対円レートが高いためユーロ/英ポンドは豪ドル/NZドルよりも必要な証拠金が大きくなるのですが、ユーロ/英ポンドの必要証拠金は豪ドル/NZドルの約1.6倍です。

利益が2倍で、必要証拠金は1.6倍なので、ユーロ/英ポンドは豪ドル/NZドルよりも約20%利益率が良いということになります。

マネースクエア

ユーロ/英ポンドのおすすめ戦略

ユーロ/英ポンドのトラリピ戦略は、ブレグジット以降の狭いレンジが今後も続くと考えるか、ブレグジット以前の位置まで再び戻ると考えるのかで異なった戦略があります。

①ダイヤモンド戦略改

わたしがトライオートFXでも運用している戦略です。

ダイヤモンド戦略とは、チャートの上半分を売りトラリピ、下半分を買いトラリピとするハーフ&ハーフ戦略をベースに、レンジの中央付近にレンジ端よりも多くのトラップを仕掛ける戦略です。何度も行ったり来たりする区間により多くのトラップを仕掛けるため、資金効率が高いことが特徴です。

わたしが運用中のダイヤモンド戦略改は、ダイヤモンド戦略をすこし改良したもので、レンジ中央付近に利益幅の大きいトラリピと利益幅の小さいトラリピを交互に並べるように設定します。

トラリピの利益幅(利益金額)の設定方法は色々な考え方がありますが、基本的には利益幅が大きいとリピート回数は減りますが長期で見た利益は大きくなる傾向があります。逆に利益幅が小さいと長期で見た利益は減る傾向ですが、頻繁に約定されるため運用していて楽しいです。

大きい利益幅と小さい利益幅が交互に並ぶように設定することで、トータルの利益と運用する楽しさを両立させた戦略です。

メインレンジコアレンジ
売りレンジ0.959~0.8910.940~0.890
買いレンジ0.889~0.8210.890~0.840
注文金額(万)0.10.1
トラップ本数3526
トラップ値幅0.002
(20pips)
0.002
(20pips)
利益値幅0.006
(60pips)
0.003
(30pips)
決済トレール買いのみありなし

ブレグジット以降のレンジが今後も続くと考え、0.82~0.96英ポンドを想定レンジ、そのうち0.84~0.94英ポンドをコアレンジに設定しました。この設定だと、コアレンジでトラップが10pips間隔で並びます。利益幅は、30pipsと60pipsが交互に並ぶようにしています。

この設定をトライオートFXで2020年11月から運用していますが、2021年4月現在までの利益はすでに10万円を超えています。割り当て資金は70万円で、5か月で10万円(月あたり2万円)の利益なので、年利換算すると約35%となります。すごい利益率ですね。2021年4月現在の評価損は約4万円なので、実質利益で考えても年利換算約20%です。

運用資金70万円でこの設定を単独運用だとレバレッジが高いので、余裕を見て100万円で運用すると、とりあえずは安心だと思います。(70万円でもコロナショック程度なら耐えます)

また、トラリピで運用する場合は買いのトラリピ(利益幅大のほう)に決済トレールを設定するのもありだと思います。決済トレールとは、利益幅がトレンドを追いかけるように自動で変更されていくトラリピ独自の仕組みです。(詳しくは公式サイトで)

上で書いたように、ユーロ/英ポンドはショック相場では上昇します。なので、買いポジションで決済トレールを有効にすることで、トラリピがショック相場を追いかけ、大きな利益を狙うことができます。

決済トレールは利益幅の大きいトラリピだけに設定するのがコツです。決済トレールを設定すると20pips余計に動く必要があるため、利益幅の小さいトラリピに設定してしまうと約定回数が減ってしまい、ダイヤモンド戦略改のメリットが減ってしまいます。

もちろん決済トレールがなくても十分な利益率ですので、好みで設定してください。

②長期運用のハーフ&ハーフ

ブレグジット以降でイギリスのヨーロッパ圏での力関係が変わったと考えると狭いレンジで良いのですが、長期のチャートで考えると今は高値圏だと考えることもできます。高値圏だとすると、ダイヤモンド戦略改ではいつかレンジアウトします。レンジアウトまでに十分稼いでいれば問題ないですが、実際には撤退タイミングの判断は難しいです。

そこで、撤退せず長期間運用し続けることを前提とした戦略が、広いレンジをカバーしたハーフ&ハーフ戦略です。

ハーフ&ハーフ
売りレンジ0.980~0.840
買いレンジ0.840~0.700
注文金額(万)0.1
トラップ本数36
トラップ値幅0.004
(40pips)
利益値幅0.0045
(45pips)
決済トレールなし

リーマンショック以降の安値付近0.70英ポンドを下限、リーマンショックの最高値付近の0.98英ポンドを上限として、買いと売りの境目は上記ダイヤモンド戦略改のコアレンジ下限でもある0.84英ポンドに設定しました。利益値幅はダイヤモンド戦略改の中間で45pipsにしていますが、長期で利益を伸ばしたいなら60~80pipsに広げても良いです。

この戦略の良いところは、今後しばらく続くと思われる売りレンジではスワップがプラスなところです。ボラティリティが低い時期はスワップがマイナスだと地味に痛いので、スワップがプラスだと気分が楽ですよ。また、レンジを広くとっているため長期間メンテナンスが不要です。

想定資金はダイヤモンド戦略改と同様70万円です。70万円だとコロナショック程度なら耐えますが、リーマンショックの高値を更新するような暴騰だと耐えません。余裕を見て100万円で運用すると、とりあえずは安心だと思います。

レンジが広くトラップ間隔も広いため、利益率はダイヤモンド戦略改より劣ります。リターンをとるか、安定をとるかで選んでみてください。

資金が倍あるという場合はトラップ本数を2倍にすれば利益が2倍に、資金が半分しかない場合はトラップ本数を半分にすれば半額の資金で運用できますよ。

③決済を楽しみたいなら公式のBuy&Sell戦略もあり

特設ページでおすすめとされているBuy&Sell戦略ですが、これはレンジ中央付近を両建てにすることで、上がっても下がっても利益になるようにした戦略です。トライオートFXのコアレンジャーに似ていますね。

どちらに動いても利益になるのですが、買いレンジも売りレンジもハーフ&ハーフより広くする必要があるため資金効率が劣ります。なので、基本はハーフ&ハーフやダイヤモンド戦略をおすすめします。

とはいえ、決済の回数は多くなるので運用を楽しみたい方にはかなり向いています。さらに、期間限定でスワップが売り買い同値になるので、今なら始めやすいと思います。

利益率を上げたいなら複数通貨ペアの同時運用を

この戦略の運用資金は、ユーロ/英ポンド単独で運用する場合を想定しています。利益率を上げたい場合は豪ドル/NZドルや米ドル/円などの他の通貨ペアと同時に運用しましょう。なるべく違う動きになる通貨ペアを選んでください。(例えば米ドル/円、豪ドル/NZドル、ユーロ/英ポンドの同時運用)

違う動きをする複数ペアで同時運用すれば、すべての通貨ペアが同時にレンジアウトするような事態になりにくいので、単独で運用するよりも必要な資金が減ります。

必要資金が減るということはその分利益率が上がります。リスク分散にもなるので、複数ペアの同時運用がおすすめです。

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トライオートFXとトラリピどちらが良いの?

トラリピにユーロ/英ポンドが追加され、トライオートFXにはあるけどトラリピにはない通貨ペアは少なくなりました。(トラリピ戦略に向いているのはスイスフラン絡みのペアくらいですかね)

トライオートFXは高機能なので、発注した後にレンジの一部だけ注文数を増やしたり、逆に要らない注文を停止したりするなどのカスタマイズが簡単にできます。

トラリピとはできることが違うので単純な比較はできないのですが、スイスフラン等のトラリピにない通貨ペアの運用予定がなく、トラリピ戦略しか運用しないなら、本家トラリピの方がおすすめです。

トライオートFXはマークアップ手数料があるため、コスト的に不利なためです。ただし、運用資金が多い場合はマークアップ手数料の割引があるので、資金が十分にある場合はトライオートFXの方がコスト的に有利です。

運用したい戦略や通貨ペアによって決めると良いと思います。

トラリピは不動産投資に似ている?

トラリピはFXですので、為替相場の変動で利益を出します。しかし、一般的なFXとは考え方が違い、どちらかと言えば不動産投資をイメージしたほうがわかりやすいです。

上で紹介している戦略は、どちらも高い確率で含み損が増えていく状態から始まります。(上の戦略に限らずトラリピは含み損から始まることが多いです)

しかし、含み損が増えたからと言ってすぐに撤退してはいけません。トラリピは同じ場所で行ったり来たりを繰り返すことで利益を生みます。時間が経てば経つほど利益が増えていきます。含み損はしなければ損失になりませんが、すぐに撤退すると本当の損失になってしまいます。

ダイヤモンド戦略改の場合は、含み損から始まったとしても遅くとも半年後には利益が含み損を上回っていると思います。長期前提ハーフ&ハーフは、ダイヤモンド戦略改よりも時間がかかってしまいますが、遅くとも1~2年で含み損を利益が上回ります。

どちらの戦略も100万円運用ですので、100万円で不動産物件を買ったと思ってください。本当の不動産投資と違い、買った後は何もすることなく、月々の家賃収入(決済利益)が入ってきます。

100万円は購入資金ですので、含み損で見かけ上価値が減っても気にしないでください。待っていれば家賃収入(決済利益)が積み上がり、トータルでプラスになります。

一般的なFX取引のイメージはハイリスクハイリターンで一度に大きな利益を稼ぐというものですが、FXをイメージしてトラリピを始めると利益の少なさにがっかりするかもしれません。毎月コツコツ利益を積み上げていくトラリピは、FXというより不動産投資に近いです。

トラリピは短期ではなく長い目で運用するのが大切です。短期の成績で一喜一憂せず、中長期でじっくり運用することを心がけましょう。

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