【トライオートETF】ナスダック100トリプル_ヘッジャーのロスカットレートを計算!推奨証拠金ではどのくらいまで耐えられる?

トライオートETF

こんにちは。トライオートETFを運用中のシンです。

トライオートETFとはインヴァスト証券のETF自動売買サービスで、わたしはナスダック100トリプル_ヘッジャーを運用しています。

ナスダック100トリプル_ヘッジャーはここ最近ずっと好調で大きな利益になっていますが、信用取引なのでロスカットのリスクがあります。

この記事では、ナスダック100トリプル_ヘッジャーのロスカットレートの計算について解説します。

トライオートETF

ナスダック100トリプル_ヘッジャーを推奨証拠金で運用した場合のロスカットレート

2020年10月31日時点(前週終値115.36ドル)の、ナスダック100トリプル_ヘッジャーを推奨証拠金(207,822円)で運用した場合のロスカットレートは次の通りです。

  • 初期設定のまま:約-1ドル
  • 売り注文を停止している場合:約28ドル

運用口数を増やしていても、推奨証拠金で運用しているなら同じレートです。

瞬間的に暴落する場合を想定しています。相場が数日かけて下がる場合はもう少しロスカットレートが下がります。(必要証拠金は前日の終値で計算されるため)

このレートは前週終値の115.36ドルで18本すべてのポジションを持った場合です。

もっと高い価格でポジションを持っている場合は下記の方法で計算してください。

①マイページで有効証拠金と必要証拠金を確認
②稼働中の自動売買の本数を確認(ヘッジャー1つなら18本)
③ドル円レートを確認

現在レート - (有効証拠金 - 必要証拠金) ÷ 本数 ÷ ドル円レート = ロスカットレート

トライオートETFのロスカット

トライオートETFでは、有効証拠金が必要証拠金を下回ったとき(有効比率100%以下)にロスカットされます。

有効証拠金は、証拠金預託額(口座への入金額+今までの実現損益)と評価損益の合計です。

有効証拠金=証拠金預託額+評価損益

必要証拠金は、厳密には前日の終値から計算されますが、簡易的には次の計算で出せます。

必要証拠金=各銘柄の円換算価格×保有数量÷5

たとえばナスダック100トリプルの前日終値が120ドルでドル円レート107円の場合、円換算価格が120×107=12,840円なので、これをレバレッジ(5倍)で割った2,568円が1口あたりの必要証拠金になります。

より正確には公式ページのこちらの表(PDF)より、2,600円が1口あたりの必要証拠金です。

ロスカットレートを計算

ナスダック100トリプル_ヘッジャーを推奨証拠金で運用した場合のロスカットレートを計算してみます。(2020/8/14のレートで計算)

ナスダック100トリプル_ヘッジャー1口の推奨証拠金が183,473円なので、これと評価損益の合計が有効証拠金です。

ナスダック100トリプル_ヘッジャーは18本の買い注文と9本の売り注文で構成されているので、18本の買い注文すべてのポジションを持ったまま下落した場合を想定します。

前日終値の128.44ドルで18本のポジションを持ったとして、ドル円のレートが107円とすると1口あたりの必要証拠金は2,800円なので、

ヘッジャーの必要証拠金=2,800円×18本=50,400円

となり、50,400円が18本の買いポジションを持つための必要証拠金です。

買いポジションを持った128.44ドルからレートを下げていくと、約59ドルで含み損が133,000円を超えるため、有効証拠金が必要証拠金を下回ります。

(有効証拠金-必要証拠金)÷本数÷ドル円レート=ロスカットまでの値幅
(183473円-50400円)÷18本÷107ドル=69.09ドル(ロスカットまでの値幅)
128.44ドル-69.09ドル=59.35ドル(ロスカットレート)

ただし、ヘッジャーは9本の売り注文があるため、下落局面では売り注文により含み損が低減します。

9本の売り注文は数量が買い注文の倍に設定されているので、実質18本分です。トライオートETFでは両建ての証拠金はMAX方式なので、売りポジションを持っても必要証拠金は増えません。

買い注文の含み損から売り注文の利益を引いていくと、約30ドルまでロスカットレートが下がります

よって、2020/8/14のレートでナスダック100トリプル_ヘッジャーを推奨証拠金で運用した場合のロスカットレートは

  • 自動売買セレクトの初期設定そのまま:約30ドル
  • 売り注文を停止させている場合:約59ドル

となります。実際の運用では18本の買いポジションはすべて約定価格が違うはずなので、ロスカットレートはもうすこし下がると思います。

また、上記の計算は一瞬で暴落する場合を想定しています。トライオートETFの必要証拠金は前日の終値で計算するので、数日かけて下落する場合はロスカットレートはさらに下がります。

推奨証拠金の1.5倍で運用した場合は、ロスカットレートはマイナス18ドルに下がります。売り注文を停止させている場合でも約11ドルなので、推奨証拠金の1.5倍を入金しておけば安心ですね。

ちなみにわたしは自動売買セレクトそのままではなく、ヘッジャーの弱点である下落後の回復時のケアするために設定をアレンジしています。

この設定では売り注文の利確幅を減らしているので、推奨証拠金で運用した場合のロスカットレートは約48ドルとなります。

ただし口座への入金額は50万円なので、かなり余裕がある運用になっています。

ロスカットレートを事前に把握しておき、適切な資産管理をおこないましょう。

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