こんにちは。自動売買で資産運用中のシンです。
現在マネースクエアのトラリピで160万円、インヴァスト証券のトライオートFXで200万円を運用しています。
2022年2月28日~3月4日の実現損益は
4通貨ペア変則コアレンジャー:-85,160円
(戦略見直しで一旦終了)
豪ドル/NZドルダイヤモンド戦略改&ユーロ/英ポンド売り:11,254円
(年換算+59万円 )
合計-73,906円でした・・・戦略見直しで週間損益マイナスです。
今までユーロ/円売りとスイスフラン/円売りを運用していましたが、ウクライナ情勢不安による全面ユーロ安でユーロ/フランのレートが1を割り込む直前まで落ちているため一旦終了します。
これによって4通貨ペア変則コアレンジャーの総収益は7か月で+118,690円の確定損益(年利換算10.3%)となりました。
来週からは新設定で仕切り直します。
トラリピ・トライオートFXとは?
トラリピはマネースクエアが、トライオートFXはインヴァスト証券がそれぞれ提供するFX自動売買サービスです。
どちらも「リピート系」と呼ばれる自動売買を行うことができます。FXではあるのですが、一般的なイメージの短期で行うハイリスクハイリターンなFX取引ではなく、長期でじっくり行う資産運用です。
トラリピ
為替相場は大半がレンジ相場といわれています。例えば1ドルは現在100~120円程度ですが、ニュースで聞く価格はいつ聞いても大体このあたりだと思います。これは、為替相場はある一定の価格範囲(レンジ)で上下する特性があるためです。
トラリピはこの為替相場の特性を利用し、例えば1ドルの相場が100円の時に新規買い→100.5円に上がったら決済売り→100円に下がったら再び新規買い→・・・のように繰り返す売買を24時間続けます。
人の手で行う裁量トレードと違い感情が入り込まず、チャートにはりつく必要なく自動で取引を行ってくれるので、本業が忙しいサラリーマンでも問題なく運用できます。FXについての特別な知識がなくても他の人の設定を真似するだけで同じ運用成績になるので、本業が忙しくて勉強の時間がとれないというサラリーマンにうってつけです。
わたしは、トラリピの公式ページで公開されている設定をアレンジしたオリジナル設定で運用中です。
トライオートFX
トライオートFXも、トラリピとほぼ同じ自動売買ができます。
FXのリピート系自動売買は他にもいろいろなサービスがあるのですが(トラッキングトレード等)、トラップ間隔(○○円で買うという設定の間隔)と利確値幅(○○円になったら売る)を個別に設定できるのはトラリピとトライオートFXだけです。
トライオートFXにはあらかじめ用意されている好きな通貨ペアとロジックを選ぶだけで稼働できる自動売買セレクトがあるので、これを利用すれば面倒な設定は必要なくすぐに運用できます。
自分で設定するビルダー機能もあり、わたしはこれを使いオリジナル設定で運用しています。
FXではなく、株式(ETF)の自動売買ができるトライオートETFもあります。こちらの記事で実績を公開しています。
運用中の通貨ペア
トラリピでは
- ユーロ/英ポンド
- 豪ドル/NZドル
を、公式で公開されているダイヤモンド戦略をアレンジしたオリジナル設定で運用しています。取引数量はすべて1000通貨単位で、初期の入金額は160万円です。
2通貨ペアで160万円想定なので、単体で運用する場合は100万円が目安になります。
通常のダイヤモンド戦略と違うところは
利益値幅が大きいトラリピと小さいトラリピを重ねているところです。
22/2/14:設定変更
豪ドル/NZドル設定(ダイヤモンド戦略改)
ハーフ&ハーフ | コアレンジ | コアレンジ複利分 (買いのみ) | |
---|---|---|---|
売りレンジ | 1.07~1.13958 | 1.0705~1.10986 | – |
買いレンジ | 1.00042~1.07 | 1.03014~1.6950 | 1.03088~1.1 |
注文金額(万) | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
トラップ本数 | 72 | 42 | 19 |
トラップ値幅 | 0.00098NZドル (9.8pips) | 0.00096NZドル (9.6pips) | 0.00384NZドル (38.4pips) |
利益値幅 | 0.006NZドル (60pips) | 0.002NZドル (20pips) | 0.004NZドル (40pips) |
決済トレール | なし | なし | なし |
ユーロ/英ポンドに関しては以前はダイヤモンド戦略でしたが、現在は買いは停止し売りのみで運用しています。
ユーロ/英ポンド設定(売りのみ)
売り① | 売り② | |
---|---|---|
売りレンジ | 0.82031~0.95 | 0.82200~0.89667 |
注文金額(万) | 0.1 | 0.1 |
トラップ本数 | 34 | 20 |
トラップ値幅 | 0.00393ポンド (39.3pips) | 0.00393ポンド (39.3pips) |
利益値幅 | 0.006ポンド (60pips) | 0.006ポンド (60pips) |
決済トレール | なし | なし |
トラップ間隔を中途半端な値にしています。
トラリピではなぜか下のチャートのようにキリの良い値の手前で留まることが多いので、
中途半端な値にすることでさっさと約定させる狙いです。

トライオートFXではハーフロジックを以前運用していましたが
スワップ支払いが嫌だったので撤退し、新戦略を始めました。
主な運用履歴
2020/7/1:米ドル/円、スイスフラン/円、ユーロ/英ポンド、豪ドル/NZドルの4ペアを推奨証拠金の約1.5倍の100万円で運用開始。
2020/11/16:豪ドル/NZドルを停止させトラリピに引っ越し、トラリピに60万円入金。トライオートFXのユーロ/英ポンドを新設定に変更。(追加入金なし)
2021/5/9:トライオートFXのユーロ/英ポンドを停止してトラリピに引っ越し(トラリピに100万円追加入金)
2021/7/26:トライオートFXのハーフロジックから撤退・損切り、トライオートFXに追加入金し200万円で新設定を開始
2021/10/18: ユーロ/英ポンドの既存売りレンジを取り消し、0.82~0.89英ポンドの範囲を両建てに変更
2022/1/3:トライオートFXの米ドル/円を外し、豪ドル/円を開始
2022/2/7:ユーロ/英ポンドの買いを損切り、撤退
2022/2/14:トラリピの豪ドル/NZドルとユーロ/英ポンドの設定を変更
2022/2/28:ユーロ/フランのレート低下に伴い戦略見直し、スイスフラン/円から撤退
通貨ペアごとの実績
4通貨ペア変則コアレンジャー
今週の実現損益 | 評価損益 | 通算実現損益 | 実質損益 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円買い(停止中) | 0 | 0 | 12065 | 12065 |
カナダドル/円買い | 0 | -2200 | 63731 | 61531 |
豪ドル/円買い | 2000 | -212 | 15000 | 14788 |
ユーロ/円売り | 25594 | -399 | 119673 | 119274 |
スイスフラン/円売り | -112754 | 0 | -88968 | -88968 |
合計 | -85160 | -2811 | 121501 | 118690 |

ダイヤモンド戦略改&ユーロ/英ポンド売り
今週の実現損益 | 評価損益 | 通算実現損益 | 実質損益 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/NZドル | 2574 | -3175 | 162699 | 159524 |
ユーロ/英ポンド | 8680 | 253 | 20920 | 21173 |
合計 | 11254 | -2922 | 183619 | 180679 |

実現損益:実際に決済した損益(為替差損益 + スワップ損益)
通算実現損益:今までの実現損益の合計
評価損益(含み損益):保有中のポジションの評価額=全ポジション決済時の損益
実質損益:通算損益+評価損益
2/28週は実現損益-73,906円でした!
戦略別では
4通貨ペア変則コアレンジャー:-85,160円
(一旦終了)
豪ドル/NZドルダイヤモンド戦略改&ユーロ/英ポンド売り:11,254円
(年換算+59万円 )
となりました。
今まで4通貨ペア変則コアレンジャーではユーロ/円売りとスイスフラン/円売りを運用していましたが、ウクライナ情勢不安でのユーロ安が激しいため一旦終了することにしました。
この戦略はユーロ/円のコアレンジは125~135円、スイスフラン/円のコアレンジは115~125円を想定していたのですが最近の全面ユーロ安によりユーロ/フランの下落が大きく、今週のユーロ/フラン終値は1.003で1を割り込む直前となっています。
このためユーロ/円はコアレンジを下にレンジアウト、スイスフラン/円はコアレンジを上にレンジアウトの状態となり今後の収益低下が見込まれ、さらにスイスフラン/円は直近のスワップが売り買い両方マイナスの状態でコンセプトに反するため一旦終了して証拠金を開放することにしました。
これによって損切りが発生しましたが、トータルでは+118,690円の利益となりプラスで終わることができました。
これが例えばスイスフラン/円単体の運用だった場合トータルでマイナスですので、4通貨ペアの分散がかなり良いリスクヘッジになったと思います。
来週からは設定を見直して仕切り直します。詳細は設定記事を更新しましたのでそちらで。まあフランから撤退してレンジを見直しただけなのですが。
この記事でも触れていますがトラリピでもトライオートFXでも、運用ペアがレンジになっているかどうかも重要ですが地政学リスクも重要です。
今回のようにユーロ圏で有事の時はユーロが下落しますが、オセアニア通貨は逆に上昇しています。
離れた地域に逃避する投資家心理が働いたようですね。
何が起こっても大丈夫なように今後も複数ペアへの分散を続けていきたいと思います。
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