こんにちは。自動売買で資産運用中のシンです。
現在マネースクエアのトラリピで160万円、インヴァスト証券のトライオートFXで200万円を運用しています。
2022年2月7日~2月11日の実現損益は
4通貨ペア変則コアレンジャー:7,908円
(年換算+41万円)
豪ドル/NZドル&ユーロ/英ポンドダイヤモンド戦略改:-39,330円
(ユーロ/英ポンド買いポジション損切りでマイナス)
合計-31,442円でした・・・
非常に迷ったのですが、トラリピユーロ/英ポンドの買いを損切りしました。
理由はマイナススワップがきついからで、総合損益がプラスのうちに撤退し今後は売りのみで運用します。
トラリピ・トライオートFXとは?
トラリピはマネースクエアが、トライオートFXはインヴァスト証券がそれぞれ提供するFX自動売買サービスです。
どちらも「リピート系」と呼ばれる自動売買を行うことができます。FXではあるのですが、一般的なイメージの短期で行うハイリスクハイリターンなFX取引ではなく、長期でじっくり行う資産運用です。
トラリピ
為替相場は大半がレンジ相場といわれています。例えば1ドルは現在100~120円程度ですが、ニュースで聞く価格はいつ聞いても大体このあたりだと思います。これは、為替相場はある一定の価格範囲(レンジ)で上下する特性があるためです。
トラリピはこの為替相場の特性を利用し、例えば1ドルの相場が100円の時に新規買い→100.5円に上がったら決済売り→100円に下がったら再び新規買い→・・・のように繰り返す売買を24時間続けます。
人の手で行う裁量トレードと違い感情が入り込まず、チャートにはりつく必要なく自動で取引を行ってくれるので、本業が忙しいサラリーマンでも問題なく運用できます。FXについての特別な知識がなくても他の人の設定を真似するだけで同じ運用成績になるので、本業が忙しくて勉強の時間がとれないというサラリーマンにうってつけです。
わたしは、トラリピの公式ページで公開されている設定をアレンジしたオリジナル設定で運用中です。
トライオートFX
トライオートFXも、トラリピとほぼ同じ自動売買ができます。
FXのリピート系自動売買は他にもいろいろなサービスがあるのですが(トラッキングトレード等)、トラップ間隔(○○円で買うという設定の間隔)と利確値幅(○○円になったら売る)を個別に設定できるのはトラリピとトライオートFXだけです。
トライオートFXにはあらかじめ用意されている好きな通貨ペアとロジックを選ぶだけで稼働できる自動売買セレクトがあるので、面倒な設定の手間がないのもうれしいところ。
自分で設定することもでき、わたしは自動売買セレクトをすこしアレンジした設定で運用しています。
2021年8月から新設定を開始しました。
FXではなく、株式(ETF)の自動売買ができるトライオートETFもあります。こちらの記事で実績を公開しています。
運用中の通貨ペア
トラリピでは
- ユーロ/英ポンド
- 豪ドル/NZドル
を、公式で公開されているダイヤモンド戦略をアレンジしたオリジナル設定で運用しています。取引数量はすべて1000通貨単位で、初期の入金額は160万円です。
通常のダイヤモンド戦略と違うところは
利益値幅が大きいトラリピと小さいトラリピを重ねているところです。
豪ドル/NZドル設定(ダイヤモンド戦略改)
メインレンジ | コアレンジ1 | コアレンジ2 | コアレンジ3 | |
---|---|---|---|---|
売りレンジ | 1.13905~1.07105 | 1.12005~1.07005 | 1.09555~1.07055 | – |
買いレンジ | 1.06895~1.00095 | 1.06995~1.01995 | 1.06945~1.04445 | 1.04345~1.02045 |
注文金額(万) | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
トラップ本数 | 35 | 26 | 26 | 26 |
トラップ値幅 | 0.002 (20pips) | 0.002 (20pips) | 0.001 (10pips) | 0.001 (10pips) |
利益値幅 | 0.0050 (50pips) | 0.0015 (15pips) | 0.0015 (15pips) | 0.0300 (300pips) |
決済トレール | あり | なし | なし | あり |
ユーロ/英ポンドに関しては以前はダイヤモンド戦略でしたが、現在は買いは停止し売りのみで運用しています。
ユーロ/英ポンド設定(売りのみ)
売りワイドレンジ | メインレンジ(停止) | コアレンジ(停止) | |
---|---|---|---|
売りレンジ | 0.82005~0.94805 | – | – |
買いレンジ | – | 0.88895~0.82095 | 0.88995~0.83995 |
注文金額(万) | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
トラップ本数 | 33 | 35 | 26 |
トラップ値幅 | 0.004 (40pips) | 0.002 (20pips) | 0.002 (20pips) |
利益値幅 | 0.006 (60pips) | 0.006 (60pips) | 0.002 (20pips) |
決済トレール | あり | なし | なし |
トライオートFXではハーフロジックを以前運用していましたが
スワップ支払いが嫌だったので撤退し、新戦略を始めました。
主な運用履歴
2020/7/1:米ドル/円、スイスフラン/円、ユーロ/英ポンド、豪ドル/NZドルの4ペアを推奨証拠金の約1.5倍の100万円で運用開始。
2020/11/16:豪ドル/NZドルを停止させトラリピに引っ越し、トラリピに60万円入金。トライオートFXのユーロ/英ポンドを新設定に変更。(追加入金なし)
2021/5/9:トライオートFXのユーロ/英ポンドを停止してトラリピに引っ越し(トラリピに100万円追加入金)
2021/7/26:トライオートFXのハーフロジックから撤退・損切り、トライオートFXに追加入金し200万円で新設定を開始
2021/10/18: ユーロ/英ポンドの既存売りレンジを取り消し、0.82~0.89英ポンドの範囲を両建てに変更
2022/1/3:トライオートFXの米ドル/円を外し、豪ドル/円を開始
通貨ペアごとの実績
4通貨ペア変則コアレンジャー
今週の実現損益 | 評価損益 | 通算実現損益 | 実質損益 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円買い(停止中) | 0 | 0 | 12065 | 12065 |
カナダドル/円買い | 0 | 0 | 60731 | 60731 |
豪ドル/円買い | 2500 | -4186 | 8000 | 3814 |
ユーロ/円売り | 5408 | -30687 | 77762 | 47075 |
スイスフラン/円売り | 0 | -99741 | 23180 | -76561 |
合計 | 7908 | -134614 | 181738 | 47124 |

ダイヤモンド戦略改
今週の実現損益 | 評価損益 | 通算実現損益 | 実質損益 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/NZドル | 1648 | -1179 | 150514 | 149335 |
ユーロ/英ポンド | -40978 | -1601 | 10355 | 8754 |
合計 | 39330 | -2780 | 160869 | 158089 |

実現損益:実際に決済した損益(為替差損益 + スワップ損益)
通算実現損益:今までの実現損益の合計
評価損益(含み損益):保有中のポジションの評価額=全ポジション決済時の損益
実質損益:通算損益+評価損益
2/7週は実現損益-31,442円でした!
戦略別では
4通貨ペア変則コアレンジャー:7,908円
(年換算+41万円)
豪ドル/NZドル&ユーロ/英ポンドダイヤモンド戦略改:-39,330円
(ユーロ/英ポンド買いポジション損切りでマイナス)
となりました。
悩みましたが、トラリピのユーロ/英ポンドの買いから撤退、損切りすることにしました。
ユーロ/英ポンドそのものをやめるわけではなく、売りは今後も継続します。
理由としてはやはりマイナススワップがきついことですね。
トラリピではせま得キャンペーンで利益値幅を20pips以内にすればスワップが優遇されるキャンペーンを実施していますが、20pipsにしているレンジからは現在外れていますし、総合損益がプラスのうちに撤退することにしました。
とはいえ、このタイミングで撤退が正解かどうかはわからないです。
ウクライナ問題もあり、近いうちにユーロ/英ポンドは上昇する可能性もあります。
ユーロ/英ポンドはリスクオフ局面では上昇する傾向ですので。
ただ、その上昇が来るまでマイナススワップで削られるストレスに耐えるより、
買いから撤退しプラススワップの売りのみで気持ちよく運用しようと判断しました。
損切りはしましたが、今まで貯まったマイナススワップを含めてもプラスで終えることができました。
もともとユーロ/英ポンドは数万円程度の損切りは問題ないくらい稼げるパフォーマンスはありますので、マイナススワップが気にならない方は買いも継続運用の方が良いと思います。
あとはわたしの運用通貨ペアだと豪ドル/NZドルの買いもマイナススワップですが、
豪ドル/NZドルはマイナススワップが吹き飛ぶくらい高パフォーマンスな通貨ペアですのでマイナススワップだろうが気にせず運用します。
豪ドル/NZドルはトライオートFXでも運用可能ですが、トラリピの方がおすすめです。
トライオートFXの豪ドル/NZドルはスプレッドもマイナススワップも大きくトラリピより不利な取引条件です。
これはユーロ/英ポンドも同様で、わたしがクロス円の戦略と口座を分けているのもこれが理由です。
取引条件が不利だと同じ戦略でも利益が目減りしますので、運用開始前にはスプレッドやスワップをよく確認しておきましょう。
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