こんにちは。自動売買で資産運用中のシンです。
現在マネースクエアのトラリピと、インヴァスト証券のトライオートFXを運用しています。
6月28日~7月2日の実現損益は+5,621円でした!
今週はドル高がきて米ドル/円は決済が少なかったです。低ボラティリティのなかで、豪ドル/NZドルは良く動いてくれました。さらに利益を出すため、豪ドル/NZドルの設定を変更しました。
トラリピ・トライオートFXとは?
トラリピはマネースクエアが、トライオートFXはインヴァスト証券がそれぞれ提供するFX自動売買サービスです。
どちらも「リピート系」と呼ばれる自動売買を行うことができます。FXではあるのですが、一般的なイメージの短期で行うハイリスクハイリターンなFX取引ではなく、長期でじっくり行う資産運用です。
トラリピ
為替相場は大半がレンジ相場といわれています。例えば1ドルは現在100~110円程度ですが、ニュースで聞く価格はいつ聞いても大体このあたりだと思います。これは、為替相場はある一定の価格範囲(レンジ)で上下する特性があるためです。
トラリピはこの為替相場の特性を利用し、例えば1ドルの相場が100円の時に新規買い→100.5円に上がったら決済売り→100円に下がったら再び新規買い→・・・のように繰り返す売買を24時間続けます。
人の手で行う裁量トレードと違い感情が入り込まず、チャートにはりつく必要なく自動で取引を行ってくれるので、本業が忙しいサラリーマンでも問題なく運用できます。FXについての特別な知識がなくても他の人の設定を真似するだけで同じ運用成績になるので、本業が忙しくて勉強の時間がとれないというサラリーマンにうってつけです。
わたしは、トラリピの公式ページで公開されている設定をアレンジしたオリジナル設定で運用中です。
トライオートFX
トライオートFXも、トラリピとほぼ同じ自動売買ができます。
FXのリピート系自動売買は他にもいろいろなサービスがあるのですが(トラッキングトレード等)、トラップ間隔(○○円で買うという設定の間隔)と利確値幅(○○円になったら売る)を個別に設定できるのはトラリピとトライオートFXだけです。
トライオートFXにはあらかじめ用意されている好きな通貨ペアとロジックを選ぶだけで稼働できる自動売買セレクトがあるので、面倒な設定の手間がないのもうれしいところ。
自分で設定することもでき、わたしは自動売買セレクトをすこしアレンジした設定で運用しています。
FXではなく、株式(ETF)の自動売買ができるトライオートETFもあります。こちらの記事で実績を公開しています。
運用中の通貨ペア
トラリピでは
- ユーロ/英ポンド
- 豪ドル/NZドル
を、公式で公開されているダイヤモンド戦略をアレンジしたオリジナル設定で運用しています。取引数量はすべて1000通貨単位です。初期の入金額は160万円です。
ユーロ/英ポンド設定(ダイヤモンド戦略改)
メインレンジ | コアレンジ | |
---|---|---|
売りレンジ | 0.95905~0.89105 | 0.94005~0.89005 |
買いレンジ | 0.88895~0.82095 | 0.88995~0.83995 |
注文金額(万) | 0.1 | 0.1 |
トラップ本数 | 35 | 26 |
トラップ値幅 | 0.002 (20pips) | 0.002 (20pips) |
利益値幅 | 0.006 (60pips) | 0.003 (30pips) |
決済トレール | なし | なし |
豪ドル/NZドル設定(ダイヤモンド戦略改)
メインレンジ | コアレンジ1 | コアレンジ2 | |
---|---|---|---|
売りレンジ | 1.13905~1.07105 | 1.12005~1.07005 | 1.09555~1.07055 |
買いレンジ | 1.06895~1.00095 | 1.06995~1.01995 | 1.06945~1.04445 |
注文金額(万) | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
トラップ本数 | 35 | 26 | 26 |
トラップ値幅 | 0.002 (20pips) | 0.002 (20pips) | 0.001 (10pips) |
利益値幅 | 0.0065 (60pips) | 0.0015 (15pips) | 0.0015 (15pips) |
決済トレール | なし | なし | なし |
トライオートFXでは、
- 米ドル/円
- スイスフラン/円
の2通貨ペアを運用しています。ロジックは両方ハーフで、取引数量はすべて1000通貨単位です。初期の入金額は100万円です。
ユーロ/英ポンドと豪ドル/NZドルは以前トライオートFXでも運用していたのですが、現在はトラリピに引っ越して同じ設定で運用しています。
運用履歴
2020/7/1:米ドル/円、スイスフラン/円、ユーロ/英ポンド、豪ドル/NZドルの4ペアを推奨証拠金の約1.5倍の100万円で運用開始。
2020/11/16:豪ドル/NZドルを停止させトラリピに引っ越し、トラリピに60万円入金。トライオートFXのユーロ/英ポンドを新設定に変更。(追加入金なし)
2020/12/7:スイスフラン/円がレンジアウトしていたため売りレンジの上限を118円に変更。
2020/12/28:年末年始のフラッシュクラッシュに備え、スイスフラン/円のレンジ上下限を一時的にもとに戻す。(116.6円、105.2円)
2021/1/4:スイスフラン/円の売りレンジの上限を118円に変更。
2021/1/11:バックテストの結果を参考にスイスフラン/円の利確幅を55pipsに、ユーロ/英ポンドコアレンジの利確幅を40pipsに変更。
2021/1/31:スイスフラン/円がレンジアウトしそうなので、上限を118.6円に変更。
2021/2/15:スイスフラン/円がレンジアウトしそうなので、上限を119.0円に変更。
2021/3/14:低ボラティリティ相場が続くのでユーロ/英ポンドコアレンジの利確幅を30pipsに戻す。
2021/4/25:低ボラティリティ相場が続くのでスイスフラン/円の利確幅を40pipsに変更。
2021/4/27:スイスフラン/円がレンジアウトしていたので、上限を120.0円に変更。
2021/5/9:トライオートFXのユーロ/英ポンドを停止してトラリピに引っ越し(トラリピに100万円追加入金)、ユーロ/英ポンド用の資金でスイスフラン/円のレンジを上限を122.0円まで拡大。
2021/6/27:トラリピのせま得キャンペーンが始まるため、豪ドル/NZドルのコアレンジ1の利益値幅を20pipsに変更
2021/6/27:バックテストを参考に、豪ドル/NZドルのコアレンジ1の利益値幅を15pipsに変更
通貨ペアごとの実績
現在運用中の通貨ペアの、通貨ごとの運用実績です。
今週の実現損益 | 通算実現損益 | 評価損益 | 実質損益 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 782 | 77614 | -29526 | 48088 |
スイスフラン/円 | 1626 | 87423 | -256801 | -169378 |
ユーロ/英ポンド | 1315 | 175713 | -90921 | 84801 |
豪ドル/NZドル | 1898 | 94909 | 811 | 95720 |
合計 | 5621 | 435659 | -376428 | 59231 |
実現損益:実際に決済した損益(為替差損益 + スワップ損益)
通算実現損益:今までの実現損益の合計
評価損益(含み損益):保有中のポジションの評価額=全ポジション決済時の損益
実質損益:通算損益+評価損益
現在までの実績

実現損益:435,659円
評価損益:-376,428円
実質損益:59,231円
6/28週は実現損益+5,621円でした!
ここ最近の平均くらいの損益ですね。今週はドル高がきて米ドル/円の含み損が増えましたが、スイスフラン/円の含み損は減りました。
週の損益が低い水準で安定してしまっていますが、ボラティリティが上がらないとこのくらいの損益が続きそうです。逆に考えると情勢が安定しているということですが。この低ボラティリティ相場でも利益を出すため、今後も定期的に設定を見直していきたいです。
さて、トラリピで豪ドル/NZドルのせま得キャンペーンが始まりましたが、皆さんは設定を見直しましたか?
わたしは先週豪ドル/NZドルのコアレンジ1の設定を25pipsから20pipsに変更したと書きましたが、今週バックテストを参考に15pipsに見直しました。
こちらが2021年1月1日~6月30日までのバックテストの結果です。バックテストはMT4とEAを使いましたが、詳しい方法は後日記事にするのでまずは結果だけ。
期間:2021/1/1~2021/6/30
注文金額:1000通貨
レンジ:1.0~1.2ドル
トラップ間隔:10pips
利益値幅:10~100pips
スプレッド:4pips

バックテストでは売り、買いともに利益値幅が15pipsのときと80pips以上のときに最も大きくなりました。ちなみに、わたしが今年運用してきた設定では、利益は15pips>65pips>25pipsの順で大きかったので、バックテストの結果と一致していますので信憑性はあるかと。
せま得キャンペーンでは利益値幅を20pips以下にするとスワップが優遇されますが、20pipsよりも15pipsの方が大きい利益が期待できます。80pips以上にしてもほぼ同じ利益にはなりますが、広すぎると全然決済されずつまらないので、15pipsをおすすめします。さらにわたしが運用中のダイヤモンド戦略改はメインレンジの設定を広い利益値幅にしているので、トレンドが発生したときも効率よく利確できるようにしています。
もちろんバックテストなので今後の利益を保証するものではありませんが、せま得キャンペーンって本当にお得なの?という疑問にはお得です!と言えると思います。
ただし注意なのですが、15pipsがお得なのはトラリピだけです。トライオートFXでも豪ドル/NZドルの運用は可能ですが、スプレッドが実質9.8pipsと非常に大きいので、利益値幅(トライオートFXでは利確幅)を15pipsまで狭くしてしまうと利益がコストに負けてしまい全然お得じゃないです。
実際にトライオートFXのバックテスト機能で確認すると、利益値幅を広くすればするほど利益が増えます。トライオートFXのバックテストは当然ですがトライオートFXの取引条件で行われるので、利益値幅が狭いとスプレッド負けする様子もシミュレーションされています。トライオートFXのバックテストをトラリピにも利用する場合は注意しましょう。
トラリピもトライオートFXも、レバレッジをかけている以上リスク管理が重要ですので、運用前にしっかりリスク計算しておきましょう。
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