こんにちは。シンです。
資産運用というと株式投資やFXのようなハイリスクハイリターンなものがパッと思い浮かぶと思いますが、投資型クラウドファンディングという、ミドルリスク・ミドルリターンな投資方法もあります。
今回は、その中でも比較的利回りが高く、わたしも利用しているクラウドクレジットの紹介をします。
リスクがある以上資金を全投入するのはおすすめできませんが、株式市場に影響されにくく分散投資先として魅力的なので、選択肢のひとつにいかがでしょうか。
投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)とは

投資(貸付)型クラウドファンディングとは、インターネット上でお金を貸したい人と借りたい人をつなげるサービスで、ソーシャルレンディングとも呼ばれます。
銀行やノンバンクを通さずに資金の貸し手と借り手を結びつけることにより、投資家に高金利(利回り10%前後)を提供します。
なぜ借り手側が低金利な銀行ではなくクラウドファンディングを利用するかというと、銀行から融資を受けられなかったり、銀行融資だけでは足りない場合があるからです。
銀行は少額だったり期間が短い融資はやりたがらないので、融資を受けたいのに受けられないという企業は多くあります。
こういった融資を受けられない、または足りないという借り手の受け皿になっているわけですね。
投資型クラウドファンディングのリスク
投資型クラウドファンディングは、資産運用の中ではミドルリスク・ミドルリターンです。
株式市場には影響されにくいのですが、為替リスクや貸し倒れ・元本割れリスクも抱えています。
といっても、貸し倒れや元本割れが起こった例は少なく、利回りは比較的高いので分散投資先として優秀と言えると思います。
ギャンブル :FX(ハイレバレッジ)
ハイリスク :FX(ローレバレッジ)、株式投資、仮想通貨
ミドルリスク:不動産投資、投資型クラウドファンディング
ローリスク :債券
クラウドクレジットについて
クラウドクレジットは、投資型クラウドファンディングの中でも海外に特化していて、比較的高利回りとなっています。
クラウドクレジットのメリット
- 高利回りファンドが多い
- 高リスクファンドにはラベルが表示され一目でわかる
- ファンドパッケージを選べばお手軽に分散投資ができる
- 社会的インパクト投資ができる
高利回りファンドが多い
クラウドクレジットのファンドは利回りが比較的高めとなっています。2020年8月現在の募集中ファンドの一例はこちら。

このように利回りが低いものでも約6%~と、高水準となっています。利回りが比較的低いものは多くが円建てなので、為替リスクが許容できるなら外貨建てファンドのほうが利回りが高めです。
高リスクファンドにはラベルが表示され一目でわかる
上記のように、ファンド一覧には【償還実績あり】【社会インパクト重視ファンド】【留意事項あり】【高リスクファンド】等のラベルが表示されているので、ファンドの概要が一目でわかります。
高リスクファンドは利回り高めのものが多いですが、投資型クラウドファンディングに興味がある方はすでに株式やFX等で資産運用を行っている方が多いと思いますので、わざわざ高リスクファンドを選ぶ必要は無いかと思います。
ファンドパッケージを選べばお手軽に分散投資ができる

クラウドクレジットには、ファンドパッケージという事業者、地域や通貨を分散した複数のファンドにまとめて投資できるパッケージが用意されているので、これを選ぶだけで分散投資ができます。
クラウドクレジットでは貸し倒れは過去に起きていませんが、元本割れは全ファンド中約5%で起きています。
ひとつのファンドに資金を集中させると、元本割れが起きたとき悲惨なのでなるべく複数のファンドに分散させるべきです。
例えば上のバランス型パッケージのように7つのファンドに分散し、均等に投資したとすれば、仮にこの内のひとつで20%の元本割れになっても残りが1ファンドあたり5%の利回りならトータルでプラスになります。
ファンドパッケージならファンド、地域、通貨の分散が簡単にできるので、迷ったらファンドパッケージから選んでおけば良いですね。
ファンドパッケージはテーマごとにファンドを分散していますが、リスクを均等に分散しているわけではないことには注意が必要です。
パッケージを選択するとポートフォリオが確認できるので必ず目を通しておきましょう。
社会的インパクト投資ができる
社会的インパクト投資とは、経済的なリターンと社会的なリターンの両立を実現する投資手法です。
資金が現地に回っていくことでどのような問題が解決されるかがわかりやすいので、自分の投資の社会的意義が実感できます。
もちろん社会的リターンだけでなく経済的リターンも重視しているので、社会貢献に興味がなくても問題ないです。
クラウドクレジットを運用するうえで注意すべきこと
- 元本保証ではない
- 分配方法は満期一括がほとんど
- 途中解約できない
元本保証ではない
クラウドクレジットは貸し倒れこそ過去にありませんが、返済遅延や元本割れは発生しています。
償還実績があるファンドは【償還実績あり】のラベルがあり、ファンド一覧で【留意事項あり】となっているのは大体過去に返済遅延が起こっているファンドなので、投資前にある程度は判断できます。投資前にファンド詳細をしっかり確認しておきましょう。
元本割れも全ファンド中5%程度で起こっていますが、株式投資では5%程度では済まないことを考えれば、分散投資先として許容範囲だと思います。
リスク低減のためにも、投資先ファンドは分散させておきましょう。
分配方法は満期一括がほとんど
2020年8月時点で募集中のファンドは元利5回払いのファンドがひとつだけで他は全て満期一括ですので、ほぼ全て満期一括と思って良いです。
為替の影響は分配時に計算されるので、外貨建てで満期一括の場合注意が必要です。
毎月分配型なら為替リスクもならされて低減するのですが、クラウドクレジットはほぼ全て満期一括なので、為替リスクが気になるなら円建てのファンドを選びましょう。
途中解約できない
運用中は途中解約できないので、満期までほったらかしになります。
このあたりは定期預金と似ていますね。
運用資金は必ず引き出せなくても困らない範囲にしておきましょう。
まとめ
- 比較的利回りが高い
- ファンドパッケージで簡単に分散投資できる
- ほぼ全てのファンドが満期一括分配で途中解約できない
元本割れや返済遅延のリスクはあるものの、ファンドを分散させればそのリスクは充分に低減でき、利回りも年利6〜12%と優秀です。
全資金を投入するのはおすすめできませんが、株式の値動きに影響されにくく分散投資先として優れているので、ポートフォリオの一部に加えてみるのはいかがでしょうか。
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